【勉強編】USCPAのOutput −FAR編−

皆様こんばんは。Masaです。

実は現在のFinance部門に転職する2年前から、USCPA(米国公認会計士)の資格勉強を初めていました。

2016年10月に某専門学校に登録し、テキストなどを買っていたのですが勉強は全く捗らず2年が立ちました。

ただ転職した先で、USCPAホルダーが何人もいることや今後のキャリアを考える上で一度しっかり勉強するべきと思い再スタートをしました。

ですので、今日からはこの場所を勉強したことのOutputする場としても利用しようと思います!

興味ない人がたくさんだと思いますがよろしくお願いします:)

 

 

■会計の基本概念について

企業が作成する財務諸表のルールがGAAP(Generally accepted accounting principle)である。

GAAPは地域や国によって異なるが代表的なものは3つである。

JGAAP(日本のGAAP)、U.S.GAAP(アメリカのGAAP)、IFRS(国際会計基準)

ただ企業の活動が国や地域を超え、投資家も世界中の企業に目をつけている状況に合わせ、

それぞれのGAAPは差異をなくそうとしたり、国によってはIFRSを認めていたり、と行った状況になっている。

 

■U.S.GAAPの構成

U.S.GAAPというルールを作成するにあたっては、ルールのコンセプトとなるFrameworkがある、それがStatement of Financial Accounting Concept(SFAC)である。

なおSFAC自体はU.S.GAAPを構成するものではなく、あくまで財務会計の目的や原則を定めているコンセプトとなる。

SFACは3つの階層からなっており、それぞれをLevel1, Level2, Level3と表現する。

Level1では財務諸表の目的を、Level2では財務諸表が満たすべき特性と財務諸表の構成要素の定義を、Level3では財務諸表を作るにあたっての認識及び測定(Recognition&Measurement)を定めている。

 

Level1の財務諸表の目的

財務諸表は利用者(投資家など)へ有益な情報を提供する、資産/負債をどれだけ持っているか?の情報を提供する。と定めている。

 

Level2の財務諸表が満たすべき特性

特性は基本的特性(Fundamental Qualitative charcteristics)と補強的特性(Enhancing Qualitative charcteristics)にわかれる。

 

基本的特性は投資家がほしい情報について定め、大きく2つに分かれる。

1.Relevance:Predictive valueかどうか(将来を予測させる情報になっているか)、Confirmatory valueかどうか(過去から現在の推移がわかる情報になっているか)

2.Faithful representation:Complete(情報に漏れがないか)、Neutral(情報に偏見がないか)、Freedome from error(重篤なミスがないか)

 

補強的特性は基本的特性に加える特性として4つの特性がある。

1.Comparability(他社と比較可能な財務諸表かどうか)

2.Verifiability(立証可能な内容かどうか)

3.Timeliness(タイムリーな情報提供かどうか)

4.Understandability(理解できる内容かどうか)

 

 

Level3の財務諸表を作るにあたっての認識及び測定(Recognition&Measurement)

認識及び測定の概念は3つのパートに分かれる。

基本的前提パート(Basic assumptions)、基本的会計原則パート(Basic principles of accounting)、成約(Constraints)である。

 

基本的前提は4つの基本原則からなる

1.Economic Entity(企業は役員や従業員、株主などから分離されること)*社長の資産を会社の資産として財務諸表に載せちゃいけないよ、ということ

2.Going concern(企業は永続するという前提)

3.Monetary Unit(金額で表記できるものしか財務諸表には載せられないという前提)

4.Periodicity(期間に分けられる前提。年度とか)

 

基本的原則も4つに分けられる。

1.Historical cost principle(コストは基本的に取得原価を使う。ただし貨幣性資産は時価)

2.Revenue recognition principle(売上認識するのは、商品やサービスを現金化または現金請求権と交換し、かつサービスの履行義務を果たしたとき)

3.Matching principle(収益獲得過程で発生した費用については資産化し、売上認識時に費用化する)

4.Full disclosure principle(情報はなるべく多く明確に)

 

成約も4つに分けられる

1.Cost-Benefit relationship(財務諸表などを提供することによる価値が、作成コストを下回ってはいけない)

2.Materiality(影響小さいものは簡便法の処理でOK)

3.Industory practice(業界独特の慣行によっては、通常と異なる会計処理もOKの場合がある)

4.Conservatism(保守的に見ること)

 

 

まとめ

GAAPは財務諸表のルールで、それがアメリカのU.S.GAAPだったり、世界的なIFRSだったり、日本のJGAAPだったりするわけです。

でそのルールを作るにあたって概念的なやつがやっぱり必要になるので、それのU.S.GAAP版がSFACです。

SFACは財務諸表の目的、満たすべき特性、内容の定義(今回はまとめていません)、財務諸表を作るときの認識及び測定、について定めています。

そしてそれぞれの目的、特性、認識及び測定はいくつもの内容からなっているが、どれも財務諸表のルールとなるコンセプトになる部分なのですごく重要な内容であると。

まとめるとこんな感じでしょうか。

 

今回は ただ勉強したことをまとめただけですが、第1回は以上になります。

やっぱり実際の業務で少しずつ会計ルール(U.S.GAAP)に触れていることもあり、2年前より勉強したことが頭に入りやすいです。

これからは何日かに一度、学んだことをOutputする場としても使っていきたいです。

 

ではみなさんまた明日から一週間頑張りましょう!